横浜出身、川崎在住の裕美・ルミィヤンツェヴァは音楽、語学、研鑚が大好きなラグタイム&ジャズ・シンガー。十ヶ国語以上を学び、世界数十ヶ国、数百都市、数千町村を訪問          
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ソナタあれこれ
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●(友人)「ソナタ」について、実はよくわかっていなかったので、勉強になります。ラグタイムの形式については、数年前、私も疑問に思って調査したことがあります。

ジョプリンの「Maple Leaf Rag」登場以前の27曲をピックアップして、その形式を見ると、スコット・ジョプリンの4楽節ラグを彷彿とさせる例は、Alabama Dream と Tennessee Jubilee だけでした。
これらですら、リフレインや調の選択の仕方が少し異なっていて、ストレートには分類しにくく、ジョプリンの作品と同じ構成を持つものは、厳密にはほぼゼロでした。
少なくともほとんどの曲が一定しない、それぞれ別々のフォーマットで作られていたことは確かです。

また、ジョプリン以後の主な作曲家の作品もチェックしてみました。その結果、いわゆる「ソナタ形式」といわれるラグタイムのうち、スコット・ジョプリンの4楽節ラグに準拠した形式は、実はラグ界全体では少し特別なフォーマットだったとも思えてきました。
特に、3楽節ラグ、変則構成のラグ、またはマイナー調を扱ったラグの多さは、当初私が推測していた以上のものだったのです。

3楽節ラグは、1曲の形にする労力が4楽節より比較的小さいので、より多くの作曲家が手を染めたのだと考えれば、このジョプリンのファンには一見奇妙な調査結果も納得できるのでした。



●英語で言う SONATA FORM は 非常に大雑把な意味だと思います。おそらく、提示部、展開部、再現部 程度の意味です。
●(友人)自分なりに仮説を立ててみました

ここで言葉としての意味ですが「ソナタ形式」とは、おおまかに提示部、展開部、再現部の構成です

また「ソナタ」とは、ソナタ形式の曲を最初に置き、速度・曲想・形式などの異なる曲を2~4つ並べて、それらが互いに対比かつ全体としてまとまった感じを与えるようにした器楽曲のことです 通例、第一楽章~第四楽章まであります

ラグタイムの多くはABACDという構成ですが、これをA→第一楽章 B→第二楽章 C→第三楽章 D→第四楽章 と取れば、英語でいうSONATA FORMが理解できます

しかしながら、ソナタとは「ソナタ形式」を含む楽章の集まりですから、ラグタイムとソナタ形式の関連を示唆するのは明らかに間違いだと考えます

これを初めに提唱した人の考えを直接伺わない限り、そう結論せざるを得ないと思います
●そうですね。たぶん当時アメリカに渡った開拓者達は、ヨーロッパでクラシックにどっぷり浸かっていた人たちよりは、かなり解放的だったと思いますので、ソナタという言葉自体もそれほど親密に捉えていなかったと察します。

ラグタイムは幾つかの異なる部分が連なっているだとか、楽章らしきものがつながっているとか、その程度の認識だったのだと考えます。

奴隷解放令が出たと共にどんどん発展していった音楽がラグタイムですから、その定義付けは勿論後から来ています。

この謎が生まれたのは、皆が後から「この画期的な素晴らしい音楽は一体なんだろう???」と首をかしげたところにあるのだと思います。

音楽は子供の誕生と一緒で、「太郎君という男の子を産んでみよう」ではなく、「男の子が生まれたので、なんて名付けよう」なのです。

ですから、「ラグタイムという音楽を作り出そう」ではなく、「この種の音楽をなんて名付けよう」なのです。

だからこそ、呼び方や、定義付けや、説明に困ったのでは???

裕美・ルミィヤンツェヴァ
HIROMI RUMIANTSEVA

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